大阪のリウマチ治療・人工股関節置換術は大阪リハビリテーション病院まで

大阪府のリハビリテーション施設は阪南市の大阪リハビリテーション病院

大阪リハビリテーション病院

リハビリスタッフブログ

1年目のスケジュール

 リハビリテーション療法部における1年目のスケジュールを紹介します。



 朝礼やスタッフルーム(休憩スペース)、新人指導の様子です。

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脳神経外科医との連携

脳血管障害患者の症例検討会

 


 毎週水曜日は、脳神経外科医と看護師、担当療法士、MSW(メディカルソーシャルワーカー)が集まり、脳血管障害の新規入院患者について症例検討会を行っています。発症から当院に入院するまでの経過や脳画像について医師が説明した後、心身機能や病棟生活、社会的背景などを各職種が報告し、今後の治療方針や入院期間について話し合います。


リハビリ回診

 

 


 毎週木曜日は、脳神経外科医の回診があり、看護師と療法士、MSWが同行して、リハビリの経過や病棟生活を報告します。患者さんの意向を聞き、看護・リハビリ内容や退院に向けての支援を検討します。
 また、新規に回復期病棟に入棟した患者さんの経過も確認しています。整形疾患や廃用症候群の患者さんの中には、脳血管障害が既往にある場合や、潜在している場合もあるので、リハビリを進める上で、連携を取ることができます。

 

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療法士の出身校

 療法士の出身校は様々ですが、比較的、大阪にある養成校が多いです。養成校により、学習してきたことは異なることもありますが、臨床や業務に必要なことは新人教育で習得します。
 以下に、養成校を五十音順にて表示します(2021年9月時点)。


藍野大学

大阪医専

大阪医療福祉専門学校

大阪河﨑リハビリテーション大学

大阪電気通信大学

大阪物療専門学校

 

大阪府立大学 

 

大阪リハビリテーション専門学校

金沢大学

関西医療学園

近畿中央病院附属リハビリテーション学院 

神戸医療福祉専門学校(三田校)  

神戸学院大学

兵庫医療大学

和歌山国際厚生学院


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新人療法士の声

新人研修や職場環境に関する療法士の感想を紹介します。
 

大阪医療技術専門学校卒
理学療法士・入職1年目

 国家試験を終え、社会人として病院に働くに当たり、初めはとても不安でいっぱいでした。慣れない環境の中、初対面の職員と緊張の毎日でした。
 また、初めは何をすればいいのか分かりませんでしたが、新人研修を受けることにより、少しずつ不安はなくなりました。また、他部署からの研修もあり、コミュニケーションの場ともなります。
 入職したいと思った理由は、新人研修が充実していることでしたが、ここまで、一から色んなことを教えて下さるとは思っていませんでした。
 今は、就職してからの不安がなくなり、とても充実した時間を過ごしています。来年入職する新人の方々も同じように感じていただけると思います。

 

大阪河﨑リハビリテーション大学卒
作業療法士・入職1年目
 

 私がこの病院を選んだ理由は、見学に行った病院の中で一番雰囲気が良いと感じたからです。
 入職してからは、今までのように学生ではなく、作業療法士として働くことに不安を感じていましたが、新人教育では先輩方が、セラピストとして働くために必要な知識や技術について、各分野ごとに丁寧に教えて下さります。
 スタッフ間の仲も良く、とても相談しやすい環境です。また、新人教育の時間だけでなく臨床の現場でも、先輩方の患者さんへの関わり方、治療の様子などから、学ばせて頂くことがたくさんあります。
 知識や技術、コミュニケーションにおいて、まだまだ未熟な所が多い私ですが、先輩方のようなセラピストになれるように日々頑張っています。


大阪医専卒
言語聴覚士・入職1年目


 当院では様々なスタッフと関わりをもつ機会があり、丁寧な指導をいただいています。私は様々な職を転々としましたが、当院に就職してからは独りで悩むことがないような雰囲気の中、勉強しています。
 言語聴覚士の歴史は理学療法士と作業療法士に比べてまだまだ歴史の浅い職種ですが、その分、やりがいのある仕事だと思います。
 また、勉強だけでなく先輩から遊びにも誘っていただけ、公私ともに充実して過ごしていける病院だと思います。
 先輩方は皆良い方ばかりなので、共に笑い、共に勉強して成長していきたいと思います。

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実技練習:触診

毎週、金曜日に行っている実技練習では、「触診がちゃんとできているか自信がない」「治療技術を学びたい」という新人療法士からの声があり、触診や治療の練習を中心に行っています。

202186日と13日に「Draw in」、820日・27日に「有頭骨・月状骨の触診とモビライゼーション」、93日と10日に「上腕骨頭の触診と副運動」を行いました。

916日は「下前腸骨棘と大腿直筋」の触診を行う前に、骨盤から大腿骨までを描写した後、膝周囲の筋を書き足し、解剖学の書籍で確認しました。

 

【骨盤から大腿骨と付着する筋の描写】

 

【下前腸骨棘・大腿直筋の触診】


 

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移乗練習(新人オリエンテーション)

  2021年の新人オリエンテーションで重症者の移乗練習を行いました。実習生に呼び掛けたところ、全員が参加することになりました。

養成校によりますが、コロナ感染症の影響により、実技練習が少なくなり、オンラインの授業が増え、臨床実習が中止、または実習期間が短縮しています。

 卒後教育においても、オンラインの研修や学会が継続され、接触を伴う実技練習を受けられる機会は限られるかもしれません。

 新人療法士が先輩療法士の技術を体験した後、模倣し、上手くできないことを指導で修正することが、技術の習得につながると感じています。

 

【先輩療法士によるデモンストレーション】

【新人療法士と実習生のペア練習】

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リハビリテーション療法部のミーティング

  リハビリテーション療法部では、第24週の金曜日に、全科で集まるリハミーティングを、第135週に各科(PT,OT,ST)ミーティングを行っています。

【リハミーティング】


 病院全体やリハ関連業務に関することを伝達した後、感染対策やインシデントなど各委員会から報告があります。
2021年の5月までは、17時以降にミーティングを行っていましたが、時間短縮勤務や子どもの迎えなどで残業が難しいスタッフもいるため、同年6月からは1145分から開始するように変更しました。業務や感染対策、安全管理に関することを共有することが、仕事のミスや事故の再発を防ぐことになります。
 

PTミーティング】

11:45各班に分かれてのディスカッション

 各科ミーティングでは、患者の担当数や提供単位、症例検討会の必要性について話し合います。特に、新人療法士が担当している患者の評価や治療、退院支援ができているか確認します。また、普段の業務で気付いたことや改善策についても意見を交換します。理学療法科は人数が多いため、各班に分かれて話し合い、最後に集合して共有するようにしています。

11:55 PT科全体で輪になり、各班から話し合った内容を報告

 

 リハミーティングは、参加人数が多く、伝達が中心となりますが、各科のミーティングは少人数に分かれて、ディスカッションする機会です。輪になって座り、リラックスして話しやすい雰囲気になるよう心掛けています。

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花見

 山中渓の桜

 当院から車で10分ほどのところに山中渓駅があり、その周辺は、1000本もの桜が並ぶ名所となっています。

 毎年、4月に入職した新人療法士と、山中渓の花を見に行くようにしています。リハビリテーション療法部のスタッフは、堺市から和歌山県と様々な地域から通勤していますが、当院で医療を受ける患者は、泉州地域の方が大半です。

 花見を楽しむためでもありますが、新人療法士が患者が住む地域を知り、好きになってもらいたいという気持ちもあります。

 
【当院の桜の下で撮影】

 【山中渓の写真スポット】

【ライトアップされた夜桜】

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リハビリ予定表とセルフトレーニング

 リハビリ予定表

リハビリの予定は、日曜から土曜日までの1週間単位で作成し、毎週土曜日に患者のベッドサイドに一覧を提示します。1日ごとに、リハビリの提供者(療法士)、開始時刻、提供時間を提示することで、スケジュールを把握できるだけでなく、リハビリの回数や予定時刻が患者の状態に応じているか随時見直すこともできます。例えば、疲労が強い患者にはリハ時間の間隔を空ける、合併症や服薬により朝の調子が悪い患者には開始時刻を遅めに調整するなど、患者に合わせたスケジューリングができます。

リハビリの担当療法士の構成や人数、リハビリ実施時間が決まれば、出勤者に合わせてリハビリ助手が予定を立てます。そして、患者の状態や機能回復に合わせた予定になっているか、担当療法士や管理職が確認して完成させます。リハビリ室でセルフトレーニング(予定表ではセルフと略)が行える患者は、その時間も予定表に提示します。

現在は、新型コロナ感染症対策により、面会やリハビリ室の見学は制限されていますが、以前は、ご家族がリハビリの時間に合わせて来院してはリハビリの様子を見学することや、リハビリの時間を避けて面会に来ることもできました。

各療法士も、1週間分の予定表が配布されると、どのような患者を代診するか事前にカルテから情報を調べ、担当療法士に確認することができます。また、文書作成や他職種と連携を取る時間を設けるなど、段取りよく業務を進めることができます。

 

【ベッドサイドに提示する患者の予定表例】

 

セルフトレーニング

 
 患者の状態によりますが、療法士による個別のリハビリに加えて、リハビリ室でのセルフトレーニングの時間を設けることもあります。入院中のリハビリ時間を増やすことに加え、退院後も患者自身がひとりでできる運動を身につけ、習慣化することを目的にしています。

担当療法士が、患者に適したトレーニング内容を作成し、療法士やリハビリ助手が物品を準備し、患者を見守る中で行います。

患者自身がリハビリを「してもらう」のではなく、「自分で行うもの」という意識を強める機会になっていると思います。また、セルフトレーニングを頑張られている姿に、周りの患者のモチベーションが上がっているようにも感じています。 

【セルフトレーニング例】

 

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グループと複数担当

グループ

 

  リハビリテーション療法部では、感染予防や新人指導、業務・患者管理を目的に、グループをつくっています。一般病棟や回復期病棟の患者を担当する入院グループと、訪問リハやデイケアに従事する在宅グループに分かれています。

各グループ内で異なる経験年数の療法士を配置させ、多数の療法士が在籍する理学療法科では1グループ58人としています。休日も含めた365日体制でリハを提供しているため、出勤は交替勤務で、グループ内で休みを調整します。同じグループ内で患者を担当したり、代診を務めたりすることが多いため、新人療法士にとって指導を受けやすい体制です。

【グループ例】

 

複数担当

 
 当院の一般病棟と回復期リハビリテーション病棟では、複数の療法士が担当し、ひとりだけで担当することはありません。

脳血管疾患の患者で、理学療法・作業療法・言語聴覚療法が処方された場合であっても、各療法士1名ずつの3名担当に限らず、障害の程度や自宅復帰に向けた目標に合わせて、より重点的に治療する療法にて複数担当とすることがあります。例えば、下肢の運動麻痺が主な問題で、自宅復帰に歩行の自立が重要課題となる場合、理学療法士が2人で担当することもあります。

整形疾患患者も同様に、上肢の障害が主問題で、家事動作の自立が求められる場合、作業療法士が2人で担当することもあります。

担当療法士の数は、リハビリの回数に準じることが多く、理学療法を1日に3回提供する場合、3人の理学療法士が担当します。経験年数が様々な担当者がいることで、ひとりでは気づけない問題や治療方法を共有することができます。
 新人の間は、総合リハ実施計画書や情報提供書などの文書作成業務も、先輩療法士と一緒に担当する中で指導を受けることができます。他にも、カンファレンスや家屋訪問などの予定が調整しやすくなることや、担当療法士が急に休みとなった場合でも、他の担当療法士で補えることができます。


【複数担当例】

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