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大阪府のリハビリテーション施設は阪南市の大阪リハビリテーション病院

大阪リハビリテーション病院

リハビリスタッフブログ

リハビリ予定表とセルフトレーニング

 リハビリ予定表

リハビリの予定は、日曜から土曜日までの1週間単位で作成し、毎週土曜日に患者のベッドサイドに一覧を提示します。1日ごとに、リハビリの提供者(療法士)、開始時刻、提供時間を提示することで、スケジュールを把握できるだけでなく、リハビリの回数や予定時刻が患者の状態に応じているか随時見直すこともできます。例えば、疲労が強い患者にはリハ時間の間隔を空ける、合併症や服薬により朝の調子が悪い患者には開始時刻を遅めに調整するなど、患者に合わせたスケジューリングができます。

リハビリの担当療法士の構成や人数、リハビリ実施時間が決まれば、出勤者に合わせてリハビリ助手が予定を立てます。そして、患者の状態や機能回復に合わせた予定になっているか、担当療法士や管理職が確認して完成させます。リハビリ室でセルフトレーニング(予定表ではセルフと略)が行える患者は、その時間も予定表に提示します。

現在は、新型コロナ感染症対策により、面会やリハビリ室の見学は制限されていますが、以前は、ご家族がリハビリの時間に合わせて来院してはリハビリの様子を見学することや、リハビリの時間を避けて面会に来ることもできました。

各療法士も、1週間分の予定表が配布されると、どのような患者を代診するか事前にカルテから情報を調べ、担当療法士に確認することができます。また、文書作成や他職種と連携を取る時間を設けるなど、段取りよく業務を進めることができます。

 

【ベッドサイドに提示する患者の予定表例】

 

セルフトレーニング

 
 患者の状態によりますが、療法士による個別のリハビリに加えて、リハビリ室でのセルフトレーニングの時間を設けることもあります。入院中のリハビリ時間を増やすことに加え、退院後も患者自身がひとりでできる運動を身につけ、習慣化することを目的にしています。

担当療法士が、患者に適したトレーニング内容を作成し、療法士やリハビリ助手が物品を準備し、患者を見守る中で行います。

患者自身がリハビリを「してもらう」のではなく、「自分で行うもの」という意識を強める機会になっていると思います。また、セルフトレーニングを頑張られている姿に、周りの患者のモチベーションが上がっているようにも感じています。 

【セルフトレーニング例】

 

投稿者 医療法人社団 交詢医会 大阪リハビリテーション病院 (2021年09月08日 12:35)